肺がん治療薬のイレッサ(分子標的治療薬)は、間質性肺炎を引き起こしたりするリスクもあります。がん細胞の増殖に関与する治療薬がイレッサです
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肺がん初期症状肺がん初期症状

治療薬、イレッサ

分子標的治療薬

分子標的治療薬とは、がん細胞の増殖に関与するある特定の遺伝子に作用するように設計された新しいタイプの治療薬です。従来の抗がん剤に見られた白血球の減少、血小板の減少、脱毛などの副作用が少ないのが特徴です。肺がんに対しては現在、飲み薬としてゲフィチニブ(イレッサ)とエルロチニブ(タルセバ)の二剤が使用されています。そのほかに、ベバシズマブ(アバスチン)という血管新生阻害薬があります。ほかにもいくつかの分子標的治療薬が開発段階にあります。日本では、イレッサが世界に先駆けて承認され、多くの肺がん患者さんに使用されています。このイレッサは、がんが増殖するためのシグナルの伝達を阻害する薬で、1日に2錠飲めばよい治療薬になります。ただ、イレッサは間質性肺炎を引き起こすことがあります。。間質性肺炎は、男性、喫煙者、全身状態の悪い人などに起こりやすいといわれています。また、肺がん治療でイレッサを使用し劇的に効果を発揮することもありますが、多くの場合、数か月で再度がんは大きくなってきます。

イレッサの問題点

副作用:間質性肺炎、皮膚の発疹、下痢、肝機能障害

分子標的治療薬イレッサは、2002年に世界に先駆けて、日本ではじめて肺がんの治療薬として承認されました。このイレッサ、承認前から「副作用の少ない分子標的薬」としてマスコミなどで注目を集めていたことに加えて、経口薬という使いやすさもあり、イレッサは肺がんの治療現場に急速に浸透しました。しかし、劇的な治療効果を得た患者についての報告が相次ぐ反面、副作用で命を落とす人たちも現れ始めた。発売3カ月後には26名の患者に間質性肺炎が起こり、うち13名が死亡したことが報告されます。死亡者の数はその後、数カ月の間に急増し、2004年12月時点では588名に及んでいます。その為、イレッサの発売元であるアストラゼネカ株式会社を相手に遺族が訴えを起こしています。

外部リンク : イレッサ薬害被害者の会